タレントマネジメントとDX推進

今回は、ここ数年、人事部門で聞かれるようになった、『タレントマネジメント』についてご紹介したいと思います。


『タレントマネジメント』 とは、カオナビによると「タレント(従業員)が持つ能力やスキルといった情報を重要な経営資源として捉え、採用や配置、育成に活用することで、従業員と組織のパフォーマンスの最大化を目指す人材マネジメントのこと」と説明しています。

【図解】タレントマネジメントとは? 初心者にもわかる導入の目的、効果、方法、事例について

また、タレントマネジメントの対象は、①全社員 ②幹部候補やプロ人材 の2パターンあると言われています。全社員の能力を向上させていくアプローチなのか、経営を担う優秀な社員を選抜して育成していくアプローチなのか、企業によって選択肢が異なってきます。

タレント(従業員)が持つ能力やスキルといった情報を データ管理して活用するためには、そのようなシステムが必要になってきます。それが、『タレントマネジメントシステム』になります。


『タレントマネジメントシステム』 は、①個人情報 ②スキル ③経験値 など社員の情報をデータ化し一元管理する仕組みで、必要となる情報を集約してマネジメントを効率化し、人材の適正配置や人材育成に活用するシステムで、社員情報や取得した資格、目標管理や評価などを、全てデータ化して一元管理することができるようになります。


また、HR-Techやコロナ禍によるDX推進などによって、情報のデジタル化は人事領域にも押し寄せていますが、これまで紙で実施していた評価や自己申告などがある場合、全てPC上で完結できるようになるのは、メリットの一つです。


ポイントとしては、目標管理や評価をオンライン化した場合、評価者である管理職層に説明・浸透させることが必要になってきます。カオナビなど、代表的なタレントマネジメントシステムは操作方法も直感的で操作でき、難しくはないので、一度丁寧に説明すれば浸透していくと思います。


評価者にとっても、被評価者に対するフィードバックを面談で実施する際、PC上でその被評価者の情報を見ながら説明できるため、これまでより利便性はぐっと高まります。一方、被評価者にとっても、PC上で自分の評価をすぐに確認できるメリットがあります。

タレントマネジメントについて、詳しく知りたい方は、石山恒貴著「日本企業のタレントマネジメント」を一読されることをお勧めします。


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