ビジネス会計検定試験2級について

  会社で無料で受験できると告知があったので、とりあえず申し込んだ「ビジネス会計検定2級」を先日受験しました。


ビジネス会計検定は、大阪商工会議所が実施しており、3級から1級まであります。
3級は、単体財務諸表の基本的知識が問われ、2級では、連結財務諸表に範囲拡大し、損益分岐点分析なども出題されます。
因みに1級は企業価値分析など財務的なレベルも問われ、論述問題もあります。

しかし2級の出題範囲は、すでに合格している中小企業診断士試験「財務・会計」の一部に限られる内容のため、そこまで苦労しないと思っていました。

 2級の出題範囲は、主に①連結財務諸表の構造と読み方 ②財務諸表の応用的な分析(経営分析や損益分岐点分析)となっており、財務的な内容は含まれていませんでした。

 そのため、あまり緊迫感を持たずにテキストを読み進めていったのですが、経営分析の内容が中小企業診断士試験より細かく、その分析式を全て覚える必要があったので、その点で苦労しました。

 出題内容は、全50問の100点満点で、その内約20点が企業会計や連結財務諸表全般の知識、他約30点が総合問題となっていました。

 実際に体験して思ったのは、試験合格のポイントは「総合問題」対策です。
 総合問題は、過去問を繰り返しやることで、頻出の経営分析式(自己資本率やROEなど)を暗記さえすれば、全問正解が狙えます。自分の場合、大阪商工会議所の公式過去問題集を利用したのですが、掲載されていた総合問題(8問)を2ターン解きました。

 その結果はまだ出ていませんが、予備校が出している速報では、合格(70点)をクリアしていました。なお、70点の内訳を見ると、総合問題がほぼ満点だったのが合格ラインに達したポイントになっていました。

 総勉強時間は、100時間前後ぐらいだったと思います。①公式テキストを1通り読む ②公式過去問題集を2回解く

 連結財務諸表の有価証券報告書や決算に携わる方や、中小企業診断士などの士業の方、または資格勉強中の方には向いている試験だと思います。


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