マーケティング_プロモーション戦略について

 マーケティングについては、ここまでマーケティング・ミックスのチャネル戦略まで整理してきました。
 今回は、マーケティング・ミックスの最後となる『プロモーション戦略』についてご説明します。

[出所]一般社団法人 日本経営協会マネジメント検定テキストを基に著者作成

マーケティング・ミックスの『製品戦略』についてはこちら

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マーケティング_チャネル戦略について

プロモーション戦略

プロモーションの意味と役割
 プロモーションとは、買い手に対して製品情報や企業イメージを訴求し、購買意欲をかき立てることを目的とした、企業側からの情報提供活動という考え方が主流でした。
 しかしながら、近年、関係性マーケティングや共創マーケティングなどの新しいコンセプトが出てくると、プロモーションを企業から顧客への一方的な情報提供としてとらえるのではなく、双方向的なコミュニケーションプロセスとして考える傾向が強くなっています。

プロモーション・ミックス
 企業内でのプロモーションは、パブリシティや広告、人的販売、販売促進などのプロモーション・ミックスを構成しています。企業はプロモーション・ミックスの要素を様々に組み合わせて、消費者にメッセージを発信したり、顧客からの声を集めたりしています。

プロモーションの具体的手段
 プロモーションの具体的手段として、以下5つが挙げられます。

・PR
・パブリシティ
・広告
・人的販売
・販売促進

プロモーション・ミックスのうち、広告について詳細を区分すると以下のようなものがあります。

・比較広告
・クーポン広告
・ティーザー広告(じらし広告)
・アドバトリアル(取材記事のような広告)
・インフォマーシャル

製品ライフサイクルと広告の内容
 企業は、製品ライフサイクルのステージに応じて、以下のように広告の内容を変えていくことがあります。

・導入期:情報提供型広告(新しい製品やターゲット消費者へのベネフィットを訴求)
・成長期:説得型広告 差別化
・成熟期:リマインダー広告

広告予算の決定
 企業が広告への支出を決定するにあたっては、以下のようにいくつかのアプローチがあります。

・支出可能額法
・売上高比率法
・競争者対抗法
・目標基準法


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