服やペットボトル循環の実現化について

生活の中で、欠かせないものとなっている「服」と「ペットボトル」。服とペットボトルの多くには『ポリエステル』という化学繊維が使用されています。


その『ポリエステル』を原子レベルまで分解して、再生させるという「ケミカルリサイクル」を開発したのが『日本環境設計』という会社です。ケミカルリサイクルの大きなメリットは、原子レベルまで分解するために、汚れ等がついていても全て浄化されるという点があります。


ペットボトルに付着した汚れやラベルシールなど、100%除去するのは大変な作業ですがケミカルリサイクルは、その「面倒臭さ」を克服している点が優れています。


日本環境設計は、その技術力だけではなく、「イオン」や「セブン&アイ」など、日本大手の小売業と連携してリサイクルの「仕組み」を作りました。この「仕組み」の構築こそ、ビジネスメリットだと思います。


そのブランド名が『BRING』。ハチのロゴによって「循環(ハチは、巣と花を循環する)」を想起させるようになっています。

[社会課題解決]服やペットボトルを循環する仕組みをつくった「日本環境設計」について考察してみた。_e0386300_17241351.png

日本環境設計は、市場優位性のある技術力を持つだけではなく、日本大手の「小売り業界」「アパレル業界」を連携することで、リサイクルの仕組みを構築した点に、ビジネスとしてのイノベーションを感じさせてくれます。まさに「ビジネス×社会課題解決」を具現化した事例です。

「循環させる仕組み」は、他分野でもイノベーションを起こすポイントの1つになるのではないかと思います。
道端に落ちているペットボトルや片手袋が「ゴミ」ではなく「資源」となれば、ゴミ問題は大きく解決されますし、石油をこれ以上利用しなくても済むようになります。

個人的には、砂浜に埋もれる「マイクロプラスチック」を砂金のように採取するような状況になったら面白いなと思っています。


義務感ではなく、”楽しんで”リサイクルができる日常でありたいものですね。


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